情報の周辺(2)

postiter2007-01-30


雑誌を読まなくなって随分経ちます。
理由は、今まではコンテンツにあるとおもっていました。
つまり、「おもしろくない」と。
しかし、実際に電車の中吊り広告に惹かれて、
あるいは、店先で興味を持って立ち読みしてみると意外とおもしろい雑誌が多い。
ではなぜ読まなくなったのかというと、
読む時間がなくなってしまった、というのが正しいような気がします。


雑誌は一部の例外を除くと、「大きく、重く、かさばる」ものです。
電話や音楽、そしてゲームに一部の本(文庫・新書・電子図書)はモバイルに対応して新しいニーズを生み出してきました。
しかし、雑誌は好きなときにいつでもどこでも読むわけにはいきません。
必然的に、読む機会は喪失され、読まれない理由は
そのコンテンツのせいにされていきます。


さてさて、本題です。
実は簡単に雑誌を持ち歩く方法を知りました。
読みたいページを数ページちぎって小さく畳み、スーツのポケットや手帳に挟んでおくのです。
それだけで、電車を待っているときや商談の合間などのすき間時間に雑誌を読むことができます。
この方法は、「四〇歳からの勉強法」という本の中で紹介されていました。

読んだ当初は、買ってきたばかりの雑誌を切るということに抵抗はあり、実行してみませんでした。
しかし、後で読まずに捨てる気まずさよりははるかにましだろう、と試してみると、非常にいい。
これからは、今まで躊躇していた雑誌購入をもっと気軽にしてみようとおもいました。
ただひとつだけ注意を加えるとすると、読み終わったページをそのまま捨ててしまわないことです。
というのも、裏のページから別の記事が始まっていて、それも読みたいケースがままあるからです。
読み終わると、もとにあったページに戻して、また読みたい記事を探し切り取るというふうにすると、うまく活用できます。
バラバラのページが増えて、特に読みたい記事がなくなったら、捨て時で、新しい雑誌を買えばよし。
もっともミシン目の入った雑誌が出ればいちばんいいですけどね。

写真は、「フィナンシャル・ジャパン3月号」の竹中平蔵インタビュー。
面白かったです。




四〇歳からの勉強法 (ちくま新書)

四〇歳からの勉強法 (ちくま新書)