悪口

先日、引越しの見積りをとりました。
会社の指示もあり、時間を分けて3社の営業(見積り)担当者に来てもらいました。
各社の営業スタイルはネットでリサーチ済みで、おおよそ想像通りでした。
そこで同じ営業マンとして考えてしまったのが、自社のメリット、他社のデメリットと悪口の境界です。
A社の営業マン曰く「当社は日雇いのアルバイトは使っていません。でもB社、C社は使っていますよ」とか、
C社の担当曰く「A社は100%自社便と謳っているが、実は赤帽さんを補助に使っている」とか。
それ自体は業者選択の上で有用となる情報が、単なる悪口と聞こえてしまい、かえって印象を悪くしました。
お客に対して商品選択に関わる情報をどう伝えるのか。
これは非常に難しい問題です。
広告の世界でも、自社のメリットを一方的にアピールするテレビCMはその立場を弱め、
口コミやブログなどの世論の声を救い上げるマーケティング手法が注目されています。
求められるのはあくまでも客観性を忘れない、ということなのでしょうか。